糸井さんが11月8日公開の週刊プレイボーイの公式ニュースサイト「週プレNEWS」のインタビューにて「もしMOTHER4を作るならどういったものにしたいか」などについて語られています。
今、岩田さんの本を出した理由
岩田さん (故・岩田聡元任天堂社長) の言葉を一冊にまとめた書籍「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」 がほぼ日から出版されて3ヶ月半。
糸井さんは本書を出した理由として「僕らが岩田さんのことを忘れることはないけれど”去る者は日々に疎し”という言葉があるとおり、任天堂ファンの方なんかでも次第に忘れていっちゃうことはある」として、岩田さんの言葉をまとめた本を出しておきたかったとのこと。また亡くなられてからすぐに出すようなことはせず、ご家族のお気持ちも汲み取って「4年」の歳月を置いたことも丁度良かったとしています。
プレイしていて感じる心の痛みや良心の呵責
MOTHERファンの皆さんならご存知の、ファンタジーとは一線を画したシリーズの世界観。
糸井さんは「ゲームのなかに僕が普段生活していて感じていること、考えていること、いろいろ詰め込んでますからね。だから僕の良心の呵責 (かしゃく) みたいなものや、自身の心の弱さとかが出てると思うんですよ」「例えば、フライングマンいう5人兄弟は、ひとりずつ仲間として連れいていくことができるけど、死ぬとお墓が立って絶対に生き返らない。ふたり目、3人目を連れていけるけど、どんどん減っていく…」として、こうしたシーンにおける捉え方によってMOTHERシリーズを好きになるか否かが分かれてくるとしています。
MOTHER4を作るなら「ラブロマンス」?
糸井さんはこれまでもインタビューなどで「MOTHERシリーズはMOTHER3をもって完結」「4は自分は制作しない」と明言されてきましたが、今回のインタビューでは「作れたら楽しいんだろうなぁ。作らないですけどね (笑) 」「でも今だったら、こういうのやりたいなっていうのが全然違うと思うんですよ。ラブロマンスとかやりたいよね。…やんないけどね」と、空想上のいわゆる『MOTHER4』に相当するものについて少しばかり踏み込んだ考えを明らかにしています。
なぜラブロマンスかと言うと「形が見えやすくて、後々まで残るのは”ラブ”」だからだとか。あくまで想像上の『MOTHER4』ではありますが、そんな新しい姿のMOTHERも見てみたい気持ちになりますね。
糸井重里が語る、僕と岩田さんと『MOTHER』と「もし『MOTHER4』を作るならラブロマンスにするかなぁ。でも、作らないけどね(笑)」
このインタビュー記事には一部事実と異なる記述がございます。
詳しくは週刊プレイボーイ 糸井重里氏「MOTHERシリーズ」インタビューに事実と異なる記述をご覧下さい。