|
2006年11月21日(火) 18時47分
酒井省吾さんが「MOTHER3i」を語る
今日発売のニンドリこと雑誌「Nintendo DREAM(任天堂ドリーム)」vol.153 2007年1月号で、
酒井省吾さんが「MOTHER3i」について語っておられます。
酒井さんのコメント(一部抜粋)
全文は雑誌「Nintendo DREAM(任天堂ドリーム) vol.153 2007年1月号」をご覧下さい。
著作権法上、全文の掲載は控えています。よって一部文章が繋がらない箇所がありますが、ご容赦下さい。
出版社から修正・削除などの改善指導があった場合には、速やかにそれに従います。
©2006 毎日コミュニケーションズ
・(「i」には50曲ものオリジナル曲が入っているが)ダブってしまった曲もあり、正確には47曲。
ダブりが4曲で、全51曲。作っているうちに、どうしても入れたい曲が増えてしまった。
ウエスのダンスの曲なんて落とせない…とか色々考えているうちにどんどん増えちゃった。
・(MOTHER3iの曲がメドレー形式な点について)ザ・ビートルズの「アビイロード」のB面の感じを出したかった。
「WELCOME!」は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの雰囲気で」
という糸井さんの指示で作曲したもの。
・今回糸井さんが作曲にあたって色々イメージを伝えてくださったが、
その時に2人の間にビートルズが共通言語としてあったのは大きかった。
・(「i」の曲目の中で何度も聴くことができるポーキーのテーマは)
開発初期に糸井さんから「独裁者が、力ずくで天才作曲家をお抱えにして、
無理やりに自分の賛歌を書け!って命令して作らせた曲で、勇壮なんだけど、
その作曲家の哀しみが演歌みたいににじみ出てしまっているようなイメージの曲」と言われた。
・開発初期にそれを聞いて思い浮かべたのはスターリンだった。
そして当時のソ連の作曲家といったらショスタコーヴィチ。
彼は本当にスターリンを賛美した曲を書かされているが、
このショスタコーヴィチの曲にインスパイアーされて出来たのがポーキーのテーマ。
・僕は糸井さんの提示する言葉のイメージが触媒となって、助けられた部分がとても大きい。
きっと自分の狭いフィールドだけでは決して『MOTHER3』の音楽は作れなかった。
だから糸井さんには僕は本当に感謝している。
・実はこの「i」を作ることが決まった時は、MOTHER3を遊んで下さった方々はどんな曲が好きなんだろう?
ウケるためにはどういう曲を収録したらいいのか?ずっと悩んでで、なかなか曲が決まらなかった。
・そんな時に、糸井さんが「MOTHER3i」というアルバム名をつけて下さって、
「これで一人称のi、酒井君自身のアルバムだから」って言ってくれた。
それで、「そうか他人のウケねらいよりも、自分自身がいいと納得できる曲をやろう!」って発想を転換した。
それからは一気に選曲が決まった。だからこの「i」にはすごく個人的な思いが込められている。
・今回のこの「i」は僕自身、この『MOTHER3』に関わることができた感謝の気持ちの「i」。
この「i」の気持が、この「MOTHER3i」を聴いてくれるすべての人の「i」になってくれれば最高にうれしく思う。
MOTHER3i - MOTHER3サウンドトラック
MOTHER3+
この記事のトラックバックURL
http://www.mother-jp.net/cgi/tb/ajaxtb.cgi/times/20061121-2.html
記事執筆者 管理者 アポロ船長
|
|
|