参戦キャラクターの枠争奪戦が山場を迎えつつある、
スマブラXこと『
大乱闘スマッシュブラザーズX』。
今回は初代『スマブラ』から参戦しているキャラクターと、
参戦への期待が高まっている『MOTHER3』に迫ってみます。
12人中8人が参戦決定 キャプテン・ファルコンとルイージもほぼ確実?
まさに「スマブラ総選挙」と言っても差し支えないほどの、参戦枠をめぐる壮絶な争い。
現実の選挙で強いと言われる「現職」候補の例に漏れず、
スマブラでも初代から参戦し続けている「現職」キャラクターはきわめて強い。
8月 4日現在、すでに「現職」12人中8人が「三選」ならぬ参戦を決め、
さらに2人も"当確ライン"上にあることからもそれがうかがえます。
『スマブラX』への"三選参戦"が決定した「現職」キャラクター
マリオ、リンク、カービィ、ピカチュウ、フォックス、ドンキーコング、ヨッシー、サムス
参戦がほぼ確実な「現職」キャラクター
キャプテン・ファルコン、ルイージ
発表が待たれる『MOTHER3』からの参戦
2年前、小泉さんが郵政解散を行って旋風を巻き起こした「郵政選挙」。
当時、造反組への「刺客」候補が話題をさらいましたが、
今回の「スマブラ総選挙」でまさにそうした話題の候補として挙げられるのが、
リュカやクラウス、クマトラなどの『MOTHER3』キャラクターです。
今日のスマブラ旋風を巻き起こした初代『スマブラ』が製品化された背景には、
当時ニンテンドウ64用ディスクドライブ「64DD」用ソフトとして
開発が行われていた、現在の『MOTHER3』が大きく関わっています。
この64DD版『MOTHER3』の開発が中断したのをきっかけに、
『スマブラ』の基本となったプログラム『格闘ゲーム竜王』が開発ラインに浮上、
今皆さんが知る初代『スマブラ』が完成、発売されたのです。
『MOTHER3』なくして、今の『スマブラ』は無かったと言っても過言ではないのです。
(一方『スマブラ』の企画が浮上したきっかけは『MOTHER3』ではなく、
『カービィのエアライド』の開発中止が影響しているとする情報もあります)。
しかし、その『MOTHER3』キャラクターは
原作の発売が遅れた影響を受け、歴代スマブラへの参戦が見送られてきました。
スマブラ誕生のきっかけを作ったソフトのキャラクターが、
スマブラそのものには参戦出来なかったのです。
その『MOTHER3』は、昨年4月20日についに発売されました。
反響は極めて大きく、これまでのシリーズの定説や常識を塗り替え、
新たな『MOTHER』シリーズとしての方向性を確立し、
発売後一年で、完全にシリーズの中心を担う存在となりました。
任天堂ソフトの中でも特に旧態的と言われていた『MOTHER』シリーズだけに、
シリーズの改革を成し遂げた『MOTHER3』の存在は極めて大きかったのです。
そんな『MOTHER3』の個性的な面々が、いよいよスマブラに参戦しようとしています。
双子のリュカとクラウス、ダスターやクマトラ、フリントなどなど…
誰が参戦しても、驚きをもって迎えられることは間違いないでしょう。
すでに「音楽家」として、『MOTHER3』の酒井省吾さんと
岩崎正明さんが名を連ねている今回の『スマブラX』。
最近ではシリーズの生みの親である糸井重里さんも、
自身のサイト上で任天堂に顔を出していると書かれています。
機は熟しました。ためらうものは何もありません。
スマブラ旋風の影の功労者『MOTHER3』が、
スマブラに参戦する瞬間は、すぐそこまで近づいてきています。