スマブラXこと『大乱闘スマッシュブラザーズX』の最新情報公開と並行し、
『MOTHER3』をDSソフト化した“
DS版『MOTHER3』”が
開発されているのでは…という噂が流れています。
でもただの妄想に過ぎない“DS版『MOTHER3』”なんでいうものが、
本当に発表・発売されるわけないって？
いや、実は十分考えられる、見方によってはかなり可能性がある話なんです。
それは、
「
『スマブラX』に『MOTHER』シリーズから誰が参戦するか」
が全てを握っています。
『MOTHER3』キャラクター参戦なら、一気に現実味を帯びてくる
リュカやクラウス、ダスターやクマトラ、フリントといった、
『MOTHER3』キャラクターが『スマブラX』に参戦することが決まった場合、
“DS版『MOTHER3』”は、一気に現実味を帯びてきます。
2007年8月現在、GBアドバンスソフトとしての『MOTHER3』は
日本国外では発売されておらず、そのGBアドバンスも
DSの全世界的大ヒットの影響で、実質的に収束しつつあります。
一方、国外で『MOTHER3』の発売を求める海外のファンの皆さんの熱気は凄まじく、
NOA（任天堂米国法人）のレジー・フィザメイ社長も
これらファンの皆さんの声が強いことを十分理解しています。
本来なら、すでに海外で発売されていてもおかしくないはず。
ただし現実問題として、海外でGBアドバンスソフトとして
『MOTHER3』を発売する時機（タイミング）はほぼ完全に逸してしまっているため、
何か「きっかけ」がない限りは、発売まではこぎつけられないでしょう。
そこで、その「きっかけ」になるかもしれないのが、
『MOTHER3』キャラクターが『スマブラX』に参戦することが決まった時。
全世界で発売される『スマブラX』に参戦する『MOTHER』シリーズの顔として、
『MOTHER3』キャラクターが選ばれたのなら、
その原作『MOTHER3』も、自ずと海外での発売が現実味を帯びてきます。
そして、現時点でGBアドバンスソフトとして発売するのは現実的ではないため、
『スマブラX』から『MOTHER3』を知った多くのユーザーの皆さんにとって、
最も身近なゲーム機で発売される可能性が高いのではないでしょうか。
GBアドバンスに近く、今最も世界で人気を集めているゲーム機といえば、
そう、「ニンテンドーDS」です。
『スマブラX』のプレイヤーが一番身近なのは「Wii」じゃないのか？
…というご意見もありますが、今私達の手にある『MOTHER3』は
GBアドバンスソフトとして完成をみたものです。
糸井さんの意向を尊重すれば、あれが『MOTHER3』の唯一無二の完成版。
それ以上でもそれ以下でも無いんですね。
よって据置型ゲーム機向けに大幅なリメイクでも行われない限り、
Wiiで発売される可能性は高いとは言えないでしょう。
旧作キャラクター参戦なら、発売は厳しい？
一方、『MOTHER3』キャラクターではなく
旧作からキャラクターが参戦すると決まった場合、
海外での『MOTHER3』発売には暗雲が立ち込めてきます。
『スマブラX』に参戦するキャラクターは、そのシリーズの代表格。
全世界で発売される『スマブラX』に参戦する『MOTHER』シリーズの顔として、
『MOTHER3』からキャラクターが選ばれなかったということは、
引き続き全世界での『MOTHER』の顔は、旧作が担うということになります。
この場合、『MOTHER3』が全世界的に発売される可能性は
比較的低いということを暗に示している…ということになってしまうでしょう。
海外のファンの皆さんが願う『MOTHER3』の海外発売も、
結果的に頓挫してしまう可能性が現実味を帯びてきます。
楽観的にみても、北米で発売するのがいっぱいで
ヨーロッパなども含めた「全世界発売」は不透明になってきます。
国内発売はある？
では、仮に海外向けにDSソフトとして『MOTHER3』が発売された場合、
それが日本国内でも発売される可能性はあるのか…。
可能性としては、「低くはない」と思われます。
『スマブラX』に『MOTHER3』キャラクターが参戦すれば、
『MOTHER3』に興味を持たれる皆さんが増えてくるでしょう。
その時、国内ではGBアドバンスの『MOTHER3』を引き続き出荷し、
海外ではDSソフトの『MOTHER3』を展開するということになるとは、
少し考えにくいところです。
ならばこの機会に、国内でもDSソフト版『MOTHER3』を展開し、
DSの波に乗って販売を行い、新たなファンの皆さんを獲得したほうが、
任天堂にとっても、ファンの皆さんにとってもプラスに働くはずです。
その手間も一から新作ソフトを開発・販売するよりは
遥かに少なくて済むはずですから、十分考えられるでしょう。
何より、今の任天堂は『MOTHER3』に深く携わった岩田社長がトップにいる。
ここが最大のポイントです。
