任天堂はスマブラXこと『大乱闘スマッシュブラザーズX』について
任天堂の岩田社長がソラの桜井政博さんに訊ねる対談
「
社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』」の第七弾を公開しました。
今日公開されたのは「
Vol.7 一期一会なゲーム」です。
始まりは『格闘ゲーム竜王』から
『スマブラ』シリーズのプロトタイプとして知られているのが『
格闘ゲーム竜王』。
桜井さんと岩田社長だけで作り上げたとのことです。
岩田社長は
プログラムの最初の段階からかなり手応えを感じていたものの、
まさかここまでのゲームになるとは思っていなかったとのことです。
桜井さんによりますと、『格闘ゲーム竜王』は
コア化しつつあった格闘ゲームに対するアンチテーゼとして、
「
4人対戦型バトルロイヤル格闘」という形を取っているとのこと。
またHAL研究所がある竜王町の風景を使ったから
『竜王』というコードネームを付けたことなどを明かされています。
今でこそ、多くの皆さんから熱い支持を集める『スマブラ』ですが、
当時は「任天堂キャラクターが殴り合う」ということで誤解され、
『スマブラ』の本質部分が理解されなかったことを桜井さんは明かされています。
そして
その理解を進めるために書いていた「究極マニュアル」をネットに展開したのが、
今の「スマブラ拳!!」になるとのことです。
当時はゲーム雑誌も、任天堂も、『スマブラ』の扱いは小さなものでした。
しかし、プレイした皆さんの口コミに始まり、今日の『スマブラ』人気があります。
『スマブラ』におけるスネークとソニック
他社からのゲストキャラクター「
スネーク」と「
ソニック」について、
任天堂内部の意見は「『スマブラ』はお祭りだから」ということで、
割とスッとまとまっていったことを岩田社長が明かされています。
そして桜井さんによれば、
やはり任天堂以外のキャラクターということで
「凄くキャラが立つ」「個性がある」ことを挙げ、
『スマブラ』というルールの中で性質の違うキャラが出来たとのこと。
また
ルールの全く違うキャラクターを同じシステムにのせる上で、
そのキャラクターがどうそこに存在しているのが望ましいのかを考えるのが、
大変な作業ではあるものの、毎回楽しいとのことです。
またキャラクターのバランスを調整するためのパラメータは、
何百個という単位に上るとのこと。本当、大変かつ重要な作業といえるでしょう。
『スマブラX』の一期一会感
そして桜井さんは、これまで『スマブラ』をやったことのある人も、
やったことの無い人も分けたくなく、皆さんプレイしてほしいとのことです。
『スマブラX』の開発をめぐるエピソードは、
これまで伝わっているものだけでも、奇跡的だったり、驚きだったり…。
また『スマブラX』そのものをプレイするのも、
岩田社長曰く「その場にしかない独特の価値が生まれる遊び」という、
一期一会感の強さを実感するものとなっているようです。
『スマブラX』を接点に様々な人がつながっていく。
そして、多くの皆さんと喜びを分かち合える―。
Wi-Fiによるオンライン機能で、さらにそれが拡がろうとしています。
『スマブラX』の発売は、いよいよ明日。
「史上最高のスマブラ」としてだけではなく、ゲームの歴史にとっても、
すでに『スマブラX』は発売を待たず、記録にも、記憶にも残る存在となっています。
多くのゲームを、遊びを楽しむ皆さんの思いを一つに、明日、その瞬間を迎えます!