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「MOTHER」トップ画面
          ©NINTENDO
          (※任天堂株式会社から削除要請等があった場合には、速やかにそれに従います。)


       MOTHER
          発売日/1989年7月27日  発売・販売元/任天堂
          対象機種/ファミコン     主な開発者/糸井重里、宮本茂、任天堂開発陣
          音楽/鈴木慶一        ジャンル/ロールプレイング
          容量/4Mbit(0.5MB)     価格/6,500円(税別)
          累計売上本数(推定)/約40〜50万本   中古で購入する


 ■エンディングまで泣くんじゃない

   「ドラクエ」「FF」・・RPGというジャンルのテレビゲームがまだ新しいものであったころ、
   コピーライターの糸井重里氏がシナリオを手がけた任天堂製ロール・プレイング・ゲーム。
   従来のRPGがファンタジ-を舞台にしていたのに対し、MOTHERは1980年代のアメリカが舞台。
   登場人物も普通の子供達という前代未聞の試み、さらに当時のファミコンソフトCMとしては
   異例の完成度の高いCMと、独特の宣伝戦略も当時話題を呼びました。
   累計売上本数は推定約40〜50万本といわれています。


 ■名作保証
   糸井重里氏がMOTHERを製作するきっかけとなったのは、同氏が当時の「ドラクエ」に
   強い感銘を受け、自分ならこうしたゲームを作りたいという思いを強めたため
   であるといわれています。そのためMOTHERのシステムは「ドラクエ」にも似ていますが、
   特定の拠点に入ることで町やダンジョンに入るという従来のRPGとは異なり、
   フィールド全体が現実世界のように一枚のグラフィックでつながっており、
   線路の上やトンネル、町外れを歩けるなど移動における自由度が高く、
   いわゆる少年少女冒険物語としての要素が所々に散りばめられています。
   魅力的なイベントも多く、登場人物の会話の種類が豊富なのも大きな特徴です。
   発売前から既にCMにて「名作保証」と称していただけに、魅力満載の一本です。

   舞台が80年代のアメリカで、主人公が子供など、児童文学的な成長物語の雰囲気がある
   その一方、難易度は思いのほか高く、特に終盤は苦労することになるかもしれません。
   糸井氏曰く、「終盤のバランス調整に関しては、もうこのままいっちゃえ〜、と。」
   (「MOTHER 1+2」発売記念イベントにて)とのことです。
   つまり終盤付近のバランス調整は省略しているということになりますが、
   逆にこの終盤の困難さを乗り越えることがまた非常にいい味を出しているんです。
   近年のゲームソフトにはないこの感覚、これはあなた自身がプレイして実感してみてください。


 ■ドラクエ、FFに続く元祖三大RPG
   当時ファミコンのRPGといえば、累計販売本数が一千万本以上に達し、
   社会現象ともなっていた「ドラクエ」があまりにも有名でした。
   当時これは非常に特殊な事例で、ソフト1本が5千円以上(当時としては高価)したこともあり、
   五万本売れれば十分ヒット作、という実状があった中でのことでした。
   そんな中、MOTHERは当時のファミコン雑誌などでの前人気が極めて高く、
   シナリオ・監修が糸井重里氏、開発・発売元が任天堂であることも手伝って、
   なんと発売前までに五十万本を超える注文が入っていたともいわれています。
   MOTHERの後に発売される「ドラクエIV」までの、ゲーム市場最大の目玉となりました。

 ■糸井重里氏執筆の「MOTHER」シナリオの原案
  主人公の少年ニンテンは、草原の町マザーズ・デイに住む十二歳の男の子。
   母親キャロル、双子の妹といっしょに平和に暮らしていたが、ある日、異変が起きる。
   とつぜん一家をポルターガイスト現象がおそいはじめたのだ。
   おろおろするばかりの母親にかわって、ニンテンは正体不明のこの現象に立ち向かい、
   なんとかそれを静めることに成功する。
   だが、町ではゾンビが人間を襲い、サファリ・パークからは動物たちが逃げだしていた。
   どうやら、さまざまな怪現象の裏には、なにか秘密が隠されているらしい。
   町に平和をとりもどすため、ニンテンはひとり旅立つのだった……。

   以下、ニンテンは、科学マニアの少年ロイド、超能力を持つ少女アナ、
   サングラスをかけたリーゼントのツッパリ、テディ、不思議な力を持つ赤ん坊などと仲間になり、
   立ちはだかる敵を倒しながら、最大の敵が本拠をかまえるホーリー・ローリー・マウンテンへと
   進んでいく。ついに明らかになった敵の、驚くべき正体とは……。

 ■キャラクター紹介
   ぼく(ニンテン)…MOTHERの主人公である12歳の少年。超能力(PSI)が使える。
   おともだち(ロイド)…臆病者だがメカに強い。普通に進んでいった人なら最初に仲間になる。
   女の子(アナ)…雪国スノーマンの教会の女の子。主人公より強力なPSIが使える。
   もうひとりのおともだち(テディ)…主人公よりもずっと年上なツッパリのおにいさん。

 ■コマーシャルの紹介
   
   ©NINTENDO
   (※任天堂株式会社から削除要請等があった場合には、速やかにそれに従います。)


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